「直前チェック」とは一問一答形式のサブテキストです。
ぼく調べでは、大体基準点を取れる程度の知識で構成されています。(全く同じ論点の記載がある場合のみを算定した結果。参考としてこちら)
ここで言う一問一答とは、たとえば、
こんな感じで、単なる ◯× で解答するものではありません。
(「60」という数字はチェックポイントといって、各テーマごとに割り振られている問題番号みたいなものです。そこで以下この例をチェックポイント60とします。)
一方、これが単に正誤を問う問題(以下正誤問題とします)であれば
(答)◯
みたいな感じでしょうか。平成28年度の第4問の肢1と同じ条文を使った問題です。
ところで、上記の2つの例に含まれる、「不在者の財産管理人の改任を請求できる場合」の知識は全く同じです。
- 不在者が管理人を置いた場合は、その不在者の生死が明らかでない場合のみ
- 改任するのは家庭裁判所
- 請求権者は利害関係人または検察官
しかし、正誤問題では上記1,2,3の知識が問題中で提示されており、学習者はその正誤を判断する。他方、チェックポイント60の場合は、学習者自らが「無」から上記1,2,3の知識を答える必要がある、という違いがあります。
ぼくは後者の方が学習効果は高いと思っていますので、単に正誤を答えさせるようなサブテキスト(何とは言ってません)は使わないです。
さて、チェックポイント60において、問いでは単に”請求できる者”を問うているだけです。
その上で上記知識の1,2まで答えるのは中々に困難です。
ですから直前チェックを利用している方の中には、問われている事項だけを答えて(チェックポイント60だと上記知識の3のみ)、答えの内容は単に読んでいるだけの方もいらっしゃるのでは、と思います。
しかしそれでは、正誤問題と同じか、それ以下の学習効果しかありません。
そこで、問題文の横に例えばこう付け加えています。
60. 不在者の財産管理人の改任を請求できる者をあげよ。場合と改任権者も
あえてざっくりと書いたり、あるいはあやふやに書いたり、ここであれば改任機関と書かなかったりすることで、さらに記憶が捗るものと勝手に解釈して、このようにしています。
直前チェックを主とした学習方法はこちらで。
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