§3 計画を立てる
とりあえず1回、下準備で知識を集約した「直前チェック」とチェックした過去問を全てやります。そして、1冊ごとに学習した日付と掛かった時間をメモしておきます。
ぼくの場合は10日間約61時間掛かっていますが、全部やるのは正直しんどいです。もうやりたくないです。楽がしたいです。
・・・・・・。
そこで確認していただきたいのが前回「直前チェック」をやった日付です。
例えば平成28年のぼくが下準備として「直前チェック 民法1」に取りかかったのは4月16日です(遅すぎる)。
そして次に同じ範囲をしたのは5月21日です。
この間の34日は他の範囲の下準備をしていた(or 遊んでた)わけですから、当然その間は「直前チェック 民法1」の内容は一切やっていません。
ということは、平成28年のぼくの例だと、5月21日に解答できたチェックポイント(設問)については、4月16日から少なくとも34日間は記憶が持続していることになります。
この考えでいくと、5月21日に記憶していた「直前チェック 民法1」のチェックポイントについては、試験本番当日の35日前に確認しておけば、それまでは一切やる必要はないのです。
・・・のですが、やはり不安です。それに、ぼくは医者や脳科学者()ではありませんので単なる経験則なのですが、例えば34日間正確に憶えていた事項でも、次の34日後には曖昧な記憶になっていることがあります。
そういった記憶は大抵細かい事項で(重要度が低いという意味ではなく)、今でもはっきり覚えているのは、元々正確に憶えていたはずの抵当権消滅請求の2ヶ月の期間が思い出せなかったことです。1ヶ月か2ヶ月かで曖昧になっていました。
けだし(使いたかった)、仮登記担保や相続回復請求、内縁等の賃借権、あるいは民事調停法の時効中断、その他諸々の似通った期間を新たに憶えたことでごっちゃになってしまったのでしょう。
そのようなわけで、試験の直前には全てのチェックポイント(設問)をやったほうがいいと思います。(不安の解消の為にも)
しかし、試験直前でなければ話は別です。大体34日間憶えてるような事項なら、試験直前にやっても大丈夫でしょ、という”自分を信じる心”(脳天気さ)があれば、自分が記憶を継続できる期間毎に全部やればいいです。忘却曲線とかは知らないです。
そして、その間に間違えたチェックポイントや設問等をひたすら繰り返しやることになります。
さて、では学習計画を立てます。(今更)
試験直前に一通り全てやることは決定しているので、ぼくの例だと10日を引きます。ただし数日の余裕を持った方がいいと思います(憶えていない事項があった場合の保険としての数日)。
さらにそこから24日遡った日から、10日間の期間を逆算し・・・・・・下の図をご覧ください。
時間は左から右へ、学習計画の作成は右から左へ進めます。
※ 実際のぼくは、上記の計算では試験に間に合わなかったので、24日の部分を短縮しました。また最後の10日は8日間で全部終わらせ、残りは間違った所を繰り返しやっていました。
今回の例は34日間ですが、これはぼくの勉強の取り掛かりが遅すぎた為であり、通常はもう少し長くても(あるいは徐々に長くしていっても)いいのではないかと思います。自分の記憶がどれくらい継続するのかを量るのは難しいですが、時間のある年内に確かめておけば、来年の計画も立てやすくなるものと思います。
ぼくは2ヶ月を目処にしていますが、4日前の晩飯は思い出せません。
§4 本格的に勉強を始める
あとは繰り返すだけです。間違えたものに関しては、とにかく短期間のうちに何回も繰り返しました。(ぼくは23日間で5回しています。全部やった回数+αを含めれば8回していることになります。)
初めは憶えていないことが多くてしんどいかも知れませんが、繰り返すうちに間違いなく憶えることは減ってきます。そうすると勉強も楽しくなってくる...、かもしれません。
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