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のんびりと司法書士を目指します。
H28年択一 (修正) 午前31 午後32 記述37.0 / H27年択一 午前32 午後28 記述32.0

2016年8月9日火曜日

勉強方法(前)

§1 はじめに

ぼくはこのやり方で平成28年度の択一において午前午後ともに32問正解していますので、大きく間違った方法では無いと思っていますが、勉強方法なんて人それぞれです。

それに、ぼくは講師のように試験のプロでもなければ、合格者ですら無いので、あくまで参考程度にご覧ください。

また、次回必ず合格しないと死ななければならないような方は、予備校をおすすめします。会場とかで貰うパンフレットの的中率とかスゴいですよね、使ってる教材からして違うんじゃないかと思います。

§2 下準備(民法・不動産登記法・会社法・商業登記法・商法)

この点に関しては参考にして頂いては困りますが、本格的に勉強を始めたのは5月下旬頃からです。

「本格的に」というからには、それ以前は本格的ではない勉強をしているわけですが、まずはその「本格的」ではない内容について説明したいと思います。


ここでの「本格的」ではない内容とは「本格的」な勉強の準備を指します。

ぼくはメインに「直前チェック」を使います(直前チェックの説明についてはこちら)。しかし、この「直前チェック」、単体では基準点程度しか取れません。

では、合格に必要な残りの点数はどこにあるかというと、基本書と過去問です。つまり,

直前チェック+基本書+過去問=合格点

というわけです。


ところで、直前チェックの内容は、全て(と言ってもいい程)基本書に掲載されています。
よって上記の等式は実は間違いで、正解はこうです。

基本書+過去問=合格点

つまり、基本書に掲載されている全事項を理解し、記憶していれば、あとは過去問をちょこちょこっとやれば択一に関しては合格点,ということになります。

しかし、基本書の記載事項全てを、基本書で憶えようとするとなかなか大変です。

最終的には全て憶えなければいけないのですが、基本書は大部分が文章で構成されており、また問題形式でもありません。
よって、基本書をものにするためには何度も繰り返し読み込んだり(変な日本語ですが、それほど読むということです)、あるいは自分で基本書を基に問題を作って解く(無理)などの手を加えなければなりません。正直しんどいです。


そこで「直前チェック」の出番です。

先に「直前チェックの内容は全て基本書にある」と書きましたが、逆に基本書の内容はだいたい「直前チェック」にあります

ですから、基本書にあって「直前チェック」に無い知識のみを「直前チェック」に書き込む、これが下準備の1つ目です。幸いにも「直前チェック」は余白が充実(?)しています。

例えば「直前チェック」の胎児の権利能力についての部分には、全部露出説についての記載がありません。
そこで胎児の権利能力についての問題文(改訂で変わっていなければ直前チェック民法1のテーマ1のチェックポイント3)の横に”Q.出生とは?”、答えの欄の余白に”A.母体から胎児が全部露出”と簡潔にでも書いておけば、もう基本書の当該部分を読む必要もありませんし、問題形式となったことで記憶の定着も捗ります。

あるいは更改のように、「直前チェック」には全く記載が無いものなどは”ス1P423”と「直前チェック」の債権の消滅の部分にメモをしておきます。これは「スタンダード合格テキスト1の423ページを読め」ということです。

以上のようにすること(以下移記等とします)で、「直前チェック」の知識量がグンとアップします。


移記等の方法ですが、ぼくは

  1. 「直前チェック」のテーマをある程度まとめてやり(民法なら総則、など。ただし掲載されている参考過去問はこの時点ではしません。)
  2. 基本書の該当する範囲を読む
  3. そうすると、「直前チェック」に収録されていない内容が明らかとなるので、

  4. その部分を「直前チェック」の余白に移記等する

といった手順で行います。
(ぼくが初学者なら、1の前に基本書の該当部分を読みます。)

また、移記等する内容ですが、「直前チェック」に記載がないからといって片っ端から書き込むのはおすすめしません。例えば”具体例”や”解説”、これらは書き込んではダメです。

しかし”判例”、これは出来る限り書き込むかページをメモしておいた方がいいです。

今年の試験を例にすると、午前の第15問エ、これは基本書(スタンダード1P524(4)2)には載っていましたが、「直前チェック」には無い判例でした。

他の部分で移記等するか迷ったときは、しておいた方がいいと思います。次やってやはり答えが出せたのならば消せばいいですし。(できるだけ勉強量は少なくしたい)
それに移記等する量もそれほど多くは無いです。

また、基本書の表に有用なものがあれば(自分で使い勝手がいいと思えるものだけ)、ぼくはそのページを「直前チェック」に書き込んでいます。
例えば、「デュープロセス」を使っているなら相殺の可否の表、「スタンダード合格テキスト」なら委任・寄託・事務管理の異同の表などです。(ちなみにぼくはどちらも空で書けます。)

なお表は問題としてそのまま使えますので(マス目を何かで隠す等)、わざわざ移記する必要はないです。


下準備としてもうひとつ、過去問についてです。

「直前チェック」に基本書の知識を移記等した後の時点で、その範囲の過去問をやります。「直前チェック」に掲載されている過去問も、ここでやります。

そして「直前チェック」と基本書の知識で解答できたものは、もう試験が終わるまでやらないです。(できるだけ勉強量は少なくしたい)

逆に「直前チェック」と基本書の知識で解けなかったものはチェックしておきます。
おそらくほとんど解答できると思いますので、チェックしたものを見つけやすいように、付箋でも貼っておくといいと思います。

やるべき問題がどんどん減っていきますので、結構楽しいです。
所々に付箋が貼られた過去問集を眺めながらニヤニヤして終了です。


§2-2 下準備(上記以外の科目)

憲法・刑法・民事訴訟法/民事執行法/民事保全法・供託・司法書士法に関しては「直前チェック」+過去問だけでいけると思います。

よって、「直前チェック」と過去問のみで、基本書は分からない部分を調べる程度(=辞書)でしか使いませんでした。


下準備は以上ですが、「直前チェック」と過去問には、やった日の日付と、できれば所要時間も記載しておくことをオススメします。後々の学習計画が立てやすくなります。

つづく

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