自己紹介

のんびりと司法書士を目指します。
H28年択一 (修正) 午前31 午後32 記述37.0 / H27年択一 午前32 午後28 記述32.0

2016年8月15日月曜日

続・参考にならない宅建士合格体験記

こちらも行政書士と同様、36点と微妙な合格です。(H26年合格、合格点は32点)

当初は取る予定も無かったのですが、「宅地建物取引士」に名称が変更する(だから何?)、ということで受験することにしました。

さて、この試験におきまして、司法書士試験と範囲が被っている問題数は12問です。他に不動産登記に関して1問出るのですが、表題登記について出る場合もあるので、12問としました。同様の点で区分所有法も除外します。
つまり、確実に被っているのは民法と借地借家法の12問だけ、ということになります。

次に合格点ですが、こちらは司法書士試験と同様に変動しますが、大体32〜36点の範囲内にあると言えます。(合格率が15%を割らないようにしているんですかね?)

ということで、司法書士試験受験生にとっては、残り24点取ればまず合格です。


ところで「宅地建物取引士」の試験内容で最も比重が大きいのは宅建業法で、その数20問です。ということは、宅建業法の正解数が0では合格できないので、宅建業法の勉強はどの道避けられません。

そこで勉強の方針を

  • 民法・借地借家法は勉強不要
  • 宅建業法は満点を取る勉強を
  • 他になんか簡単そうなとこをちょこちょこやる

としました。

まず、民法と借地借家法ですが、例えば平成26年の問3の3とか、平成27年の問5の2(過去問はこちらで公表されています)とかはちょっと難しいんじゃない?と思うものの、落とすことは無いと思います。

宅建業法は内容は至って簡単なのですが、試験では個数問題形式が多い(H26年だと6/20,H27年で8/20)ので、正確な知識が必要となります。ですが範囲もそんなに広くはなく、憶えたら終わりです。(と言いつつ、試験では2問落としています...、いずれも個数問題。)

以上で全問正解すれば32点なのですが、合格には心もとないです。勘で4/18正解できる可能性はあるものの(多肢択一は4肢)完全に運任せなので、絶望的に運のないぼくなんかは、やはり保険が欲しいところです。

ということで、ぼくが追加で勉強したのは農地法宅地造成等規制法です。これらは1問づつしか出ませんが、学習範囲が狭いため、1点あたりのコストパフォーマンスが素晴らしいです。(※ 都市計画を1通り読んでおかないと理解しにくい部分はあります)

また、農地法に関しては、不動産登記法で僅かに出てくるので、ここで勉強しておくと不動産登記法の理解に一役買ってくれるかも知れません。3条と5条の許可の違いなんて、ここで勉強するまで全く知りませんでした。(まぁ知ろうとも思いませんでしたが...。)

ぼくは勉強していませんでしたが、した方が良かったと思うものとして、区分所有法と不動産登記法のうち司法書士試験で勉強していない部分(各1問出ます)、不動産鑑定評価と地価公示法(どちらか一方が出ます)です。勉強しておけば確実に+3点です。

ぼくが合格したH26年の場合は、問49,50がラッキー問題だったので良かったのですが、毎年そうとは限らないので(例えばH23年の問50なんかは一般的な知識とは言い難い気がします)、上記のような簡単そうなとこはちょこちょこっと勉強しておいた方がいいと思います。
上記以外の他の部分は一読だけして捨てましたが、別にそれをおすすめしているわけではありません


勉強方法に関しては、学習量が少なく、時間も無かったので(1週間くらい)、基本書の上記箇所を繰り返しただけです。


使用した基本書、過去問について

パーフェクト宅建 基本書 住宅新報社

全部勉強すれば満点近く取れると思います。

...特筆すべきことは他には無いのですが、おそらくこの基本書も著者が複数人いると思われます。しかし、全体を通して(民法等は読んでませんが)統一性があり、気が散ること無く読めました。スタンダード合格テキストも見倣って欲しいものです。


過去問はやっていないのですが、基本書の過去問出題履歴を見る限りでは、同じ所出過ぎ感が強いのでやるに越したことはないと思います。

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